松本零士
1938年1月25日生まれ。福岡県久留米市出身(幼少年期は小倉市で過ごす)。漫画家。
6歳の頃から絵を描き始め、9歳で運命的な本(『新寶島』『月世界紳士』いずれも著者は手塚治虫氏)との出会いをきっかけに漫画を描き始める。
16歳の時に投稿作『蜜蜂の冒険』が「漫画少年」にて受賞掲載され、これが商業誌デビューとなる。
実質的な漫画家デビューは1957年「少女」掲載の『黒い花びら』。しばらくは少女漫画誌での執筆が続く。
1968年代に入り青年漫画誌が誕生し始めたころ「漫画ゴラク」に『セクサロイド』を発表。
以降、青年漫画誌での執筆が増え、少年・青年漫画のジャンルで活躍するようになった。
代表作・『男おいどん』『ガンフロンティア』『宇宙戦艦ヤマト』『エメラルダス』『ザ・コクピットシリーズ』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』『新竹取物語1000年女王』ほか。
受賞・受章歴
1972年
『男おいどん』にて第3回講談社出版文化賞児童漫画部門賞
1975年
『宇宙戦艦ヤマト』にて星雲賞
1978年
『銀河鉄道999』『戦場漫画シリーズ』にて第23回小学館漫画賞
同年
“一連のSFシリーズ”にて第7回日本漫画家協会特別賞
1990年
『V2(ツイン)パンツァー』にて星雲賞
2001年
紫綬褒章受章
2008年
練馬区名誉区民
2010年
旭日小綬章受章
2012年
フランス芸術文化勲章 シュバリエ受章
皆様
ファンの皆様、この度は大変ご心配をおかけしました。様々な報道がされておりましたが、私はいたって元気であります。当時のイタリアはものすごく寒く風邪をこじらせ寝込んだのは事実ですが、それより何度か滑って転んだことが原因であらゆる検査が必要になってしまい、なかなか帰国できませんでした。日本に戻ってから、改めて隅々まで検査しましたが、食事や日々の生活を変える必要もないぐらい健康体だと太鼓判を押されました!どうぞご安心ください。

入院期間が長かったため筋力がやや落ちたようで、今はゆっくり筋トレをしながら、一日も早く復帰できるようにがんばってます。ただ、この時間のおかげで私の頭にはアイディアがたくさん生まれてきました。いよいよ描くべき物語に挑むときがきたと感じております。今後の活動や新作については、このHPを通じて報告いたします。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。 (2020年 1月25日 松本零士)


牧美也子
7月29日生まれ。兵庫県神戸市出身。 漫画家。
高校卒業後、2年ほど銀行勤務をするが家業の事情で退社。家業を手伝いながら漫画を描き始める。22歳になった1957年『母恋ワルツ』にてデビュー。
「少女」(光文社)で執筆。少女誌の創刊が続いた1960年代、「りぼん」、「マーガレット」(いずれも集英社)、「少女フレンド」、「なかよし」(いずれも講談社)などで活躍。
その後、レディースコミックや青年誌の分野にまで執筆の場を広げ、多くの作品を発表。
『悪女聖書(あくじょバイブル)』(原作:池田悦子)はテレビドラマ化もされた。
1967年から発売されたタカラの着せ替え人形「リカちゃん」の初代のイラストデザインを監修。
代表作・『マキの口笛』『りぼんのワルツ』『悪女聖書』『源氏物語』ほか。
受賞歴
1974年
『緋紋の女』にて第3回漫画家協会賞優秀賞
1975年
『口紅水仙』にてモントリオール国際コミックサロンコンテスト第1位
1989年
『源氏物語』にて第34回小学館漫画賞
1998年
『マンガ日本の古典 好色五人女』にて第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞


板橋克己
1951年1月28日生まれ。東京都板橋区出身。メカデザイナー。
もともとは松本のアシスタントであったが、4年ほどのサラリーマン生活を経て、劇場版『銀河鉄道999』でメカデザインを担当することに。
以降、松本の漫画や映像作品にてメカデザインの多くを手掛ける。
主な著書・『零次元機械紀行』(共著・松本零士)、『零士メーターから始めるSFメカの描き方』
零士ワールド(松本関連の施設・自治体・団体)の皆様へ。
皆様のご協力をもちまして、過去3回のサミット(零士サミット)の開催が実現しました。
マネージャー(田島加代子)と共に、私が皆様の元に伺うことがありますので、どうぞよろしく。(板橋克己)

ニュース

  • 2020年3月24日
    パチンコ「P銀河鉄道999PREMIUM」ホール導入決定!
  • 2020年2月28日
    牧美也子のイラスト掲載!昭和少女のファッションリーダーが、いま蘇る! 『かわいい!少女マンガ・ファッションブック 昭和少女にモードを教えた4人の作家』が発売
  • 2020年2月6日
    板橋克己・自費出版本完成!発売間近!!松本の応援メッセージも!
  • 2020年1月24日
    2019年5月、スコットランド・サムライ協会の「SUMIRAI Awords」にて 松本零士が「OSS大将軍」の称号を協会から贈呈される事になりました。
  • 作品年表 版権・映像利用・取材についてのお問い合わせ
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    銀河鉄道999
    ●1977年・少年キング1/24,31合併号~
    銀河鉄道999
    星野鉄郎
    星野鉄郎
    母を殺した機械伯爵に復讐を果たし機械の体を手に入れるため旅に出る少年。好奇心旺盛がゆえに様々な事件に巻き込まれることも少なくないが、999号の旅を通して1人の男として大きく成長する。
    メーテル
    メーテル
    鉄郎に999号のパスを与え共に旅をする謎の美女。実は母プロメシュームが支配する機械化帝国に、強化パーツとなる若者を届ける役割を担っていたが、鉄郎に感化されて母の呪縛から解き放たれる。
    車掌
    車掌
    銀河鉄道株式会社に務める、999号の車掌。非常に腰が低く規則に忠実な姿勢のため鉄郎からは“くそ真面目”と評価される。制服を着込んで顔がよく見えないが、実は高圧ガスの体を持つ透明人間である。
    星野鉄郎
    プロメシューム
    機械の体による永遠の命を全宇宙に拡大すべく野望を燃やしている機械帝国の女王。娘のメーテルに並々ならぬ愛情を注ぐ一方、自分の理想に反する者はたとえ身内であっても容赦をしない非情さを持つ。
    - STORY -
    驚くべき機械文明の発達を遂げた未来の地球。裕福な者が機械化人となり永遠の生を謳歌する一方、貧しい人々は迫害を受けていた。機械化人の人間狩りで母を失った星野鉄郎はタダで機械の体をくれるという惑星を目指し、謎の美女メーテルと共に銀河鉄道999号に乗り込む。
    - POINT -
    松本零士が、そのキャリアを通して描き続けてきたものすべてをつなぎ合わせ、さらに広い世界へと導いていく。物語の無限大の広がりを持つ設定は唯一無二。本作はTVや映画で知られるが、その神髄は原作漫画に最も色濃く見られる。
    宇宙海賊キャプテンハーロック
    ●1977年・プレイコミック1/13号~
    宇宙海賊キャプテンハーロック
    ハーロック
    ハーロック
    海賊戦艦アルカディア号で星の海を駆ける宇宙海賊。堕落した人類を批判しつつも、愛する地球を守るべく自らの信念を貫いて侵略者と戦う男の中の男。失った右目に掛けている眼帯と顔の傷跡が特徴。
    ラフレシア
    ラフレシア
    母星が消滅したため、多数の宇宙船によるキャラバンを率いて、地球を侵略するために現れた惑星マゾーンの女王。ハーロックとの熾烈な戦いを通じて、彼の信念や考え方を次第に理解するようになる。
    - STORY -
    西暦2977年、地球の支配を目論む宇宙人マゾーンの危険を警告した台羽博士が、侵入していた敵に殺される。博士の息子・正は侵略に対し何ら手を打たない地球政府に見切りをつけ、命の恩人である大海賊ハーロックの艦アルカディア号へ乗り込む決意をする。
    - POINT -
    男の生き様を体現する主人公は他のキャラクターにも影響を与える存在で松本イズムの象徴。盟友トチローとの直接描写はないが愛艦アルカディア号の中枢コンピューターとなった友との意思の疎通が哀愁を漂わせる。
    新竹取物語 1000年女王
    ●1980年・サンケイ新聞1/28付~
    新竹取物語 1000年女王
    雪野弥生/ラー・アンドロメダ・プロメシューム
    雪野弥生/ラー・アンドロメダ・プロメシューム
    1000年ごとに、代々地球を治める使命を負ってきたラーメタルの女王の1人。「三食ラーメン」の看板娘・雪野弥生として暮らしながら、密かに地球人を導いてきた。だが彼女の悲劇は最後の女王だったこと。
    雨森始
    雨森始
    両親を亡くした爆発事故以来、数々の事件に巻き込まれる平凡な少年。数百年前、当時の1000年女王と恋仲だったことから雪野弥生と惹かれ合う。それ以外にもラーメタルの最高権力者ラーレラの寵愛も受ける。
    - STORY -
    地球に接近する謎の惑星の存在が確認された1999年。爆発事故により両親を失った雨森始は、伯父・雨森教授の助手・雪野弥生と出会う。爆発事故後起こる怪事件の中、始は弥生が接近中の惑星から派遣され、長年地球を導いてきた1000年女王だと知る。
    - POINT -
    1000年周期で太陽系を巡るはずが、暗黒太陽ラーの影響で無限軌道を取り、生存の困難な凍てついた星となった遊星ラーメタル。メーテルとエメラルダスの母である、後のプロメシュームが機械化を決断した理由はここにある。
    Queenエメラルダス
    ●1978年・少年マガジン1/8号~
    Queenエメラルダス
    エメラルダス
    エメラルダス
    クイーン・エメラルダス号で無法の宇宙を疾駆する女海賊。一度戦いが始まれば敵が死ぬまで攻撃を止めない非情な一方、勇気と信念を持つ者には優しさも見せる。メーテルと姉妹であることは後に判明。
    大山トチロー
    大山トチロー
    チビ・短足・ガニ股、穴だらけの帽子とマントの冴えない青年だが、戦士の銃と鋼の意志でハーロックと共に駆け、数々の死線をくぐり抜けた男の中の男。頭脳明晰で恋人エメラルダスの船も彼が助けた。
    - STORY -
    夢と希望を詰め込んだ自作の宇宙船で宇宙へ飛び出した海野広だったが、旅の途中、火星の衛星に墜落。ケガを負いながらも病院を抜け出し墜落現場にやって来た広は、そこで宇宙船クイーン・エメラルダス号に乗る「大宇宙の魔女」こと女海賊エメラルダスと出会う。
    - POINT -
    『宇宙海賊キャプテンハーロック』『銀河鉄道999』と共に零次元宇宙を構成する要の作品。ハーロックの盟友トチローの恋人、メーテルの双子の姉という関係からもエメラルダスが重要な人物であることが判る。
    男おいどん
    ●1971年・少年マガジン5/9号〜
    男おいどん
    大山昇太
    大山昇太
    いつか大物になる大志を抱いて九州から上京してきた一人称が「おいどん」の青年。“無芸大食人畜無害”を信条に掲げており、学業も仕事も恋もすべてうまくいかないが、めげずに毎日を精一杯生きている。
    バーさん(山田マス)
    バーさん(山田マス)
    おいどんが暮らす「下宿館」の大家。口うるさくて、怒るととても怖い老婆だが、家賃を滞納しているおいどんを追い出すこともなく、食事を与えるなど、何かとおいどんの世話を焼いている人情家。
    - STORY -
    大志を抱き九州から上京した浪人・大山昇太にとってボロアパート「下宿館」の四畳半こそ自身の城。穿き古したパンツから生えるキノコ・サルマタケすら貴重な食料の極貧生活を送る彼だが、下宿の大家やラーメン屋のオヤジに見守られ、不器用ながらも生きていく。
    - POINT -
    松本作品の代表作となった自伝的要素の強い青春人情漫画。本作のインキンタムシ治療描写での読者の反響に、漫画家として己が作品作りでなすべきことを見出したと語る。第3回講談社出版文化賞児童まんが部門受賞。
    元祖大四畳半大物語
    ●1970年・別冊漫画アクション6/27号~
    元祖大四畳半大物語
    足立太
    足立太
    善良で単純な性格の19歳。就職予定だった会社が倒産してしまい、ラーメン屋のアルバイトなどで食いつなぎながら、大学進学を目指している。貧弱で冴えない風貌だが、様々な女性たちと関係を持つ。
    バーさん(山田マス)
    ジュン
    中年ヤクザ・ジュリーの情婦。女子高生の頃に家出し、ジュリーの組員たちに襲われるが、不憫に思った彼に救われたことで彼の情婦となった。太の童貞喪失の相手であり、たびたび関係を持つことに。
    - STORY -
    就職のために上京した青年・足立太。初出勤の日に勤務先が倒産するという災難を受けた彼は安アパートの「第三下宿荘」で暮らし、いつか大物になるという志を実現するために奮闘する。だが彼の周りには一癖ある人々が集まり、毎日のように騒動が起こるのだった。
    - POINT -
    『男おいどん』の1年前より連載されていた元祖長編四畳半。青年誌掲載ゆえ、暴力や自殺などに巻き込まれたりする。SEX描写も多く、異性面では少年誌の大山昇太より恵まれていた。1980年には実写映画も公開。
    セクサロイド
    ●1968年・漫画ゴラクdokuhon4/9増刊号〜
    セクサロイド
    - STORY -
    2222年のメガロポリス東京。天才科学者オキ博士によって電子頭脳以外のすべてを人間同様に作られたセクサロイドのユキ7号。彼女は政府機関G局の工作員シマとコンビを組み、政府が秘密裏に進めるカミヨ計画やヤヨイ計画を死守するため、妨害を企てる敵と戦う。

    - POINT -
    初の青年漫画であり「美女絵の松本」を世に知らしめた記念すべき作品。もちろん官能的描写だけでなく、初期SF作品に見られた未来的ガジェットや壮大なスケールの計画に絡むアクションとサスペンスも洗練されていく。
    宇宙戦艦ヤマト
    ●1974年・冒険王11月号~
    宇宙戦艦ヤマト
    - STORY -
    西暦2199年、ガミラス艦隊の攻撃で放射能が充満し滅亡まで1年と迫った地球。人類は遥か彼方にある惑星イスカンダルに住むスターシャの放射能除去装置コスモクリーナーに望みをかける。長き眠りから目覚めた宇宙戦艦ヤマトは全人類の希望を乗せ旅立つのだった。

    - POINT -
    1974年放送のアニメと並行して執筆されたが月刊誌連載のため物語は大幅に簡略化。主人公の兄がキャプテンハーロックと名乗る黒覆面の海賊で登場し窮地のヤマトを救う。その乗艦はデスシャドー号に酷似していた。
    わが青春のアルカディア
    ●1976年・ビッグコミックオリジナル5/5号
    わが青春のアルカディア
    - STORY -
    第二次世界大戦の末期、ハーロック家2代目当主で、ドイツ空軍の撃墜王であるファントム・F・ハーロックⅡ世は、日本海軍技術者の台場元と運命的な出会いを果たす。祖国の敗北が決定的となる中、友と認めた台場をスイスへ逃がすため最後の戦いへと飛び立つ。

    - POINT -
    主人公の友、台場元は日本人技術者で姿形だけでなくトチローに通じる。またハーロックは『スタンレーの魔女』に登場したパイロットの息子で、先祖はゲルマニアの大海賊。宇宙を駆けるハーロックの多くが結ばれている。